空腹しのぎ

ツイッターに書くには長いなと思ったこと

しろいまなざし

チャリ乗り始めて思ったのはヘルメットは必要だなということ。
軽く乗るだけだしいらなくね?とか思ってたけど、後ろから轟音たてて抜いてくるデカいトラックの存在が僕に考えを変えさせた。

自分が車運転してても「そーいうチャリ乗るならメットかぶれよ」とよく近所の高校生に思うことがよくあった。あと、「夜8時くらいに高校の近くの道で軽めにイチャつくんじゃないよ」と。「そういう甘酢なのを見せつけてくるんじゃないよ」とも思った。「早く帰りなよ」である。

メットを買ったら次はあれだこれだと呪いをかけたれたように金が減っていく。次はなんだろう。ロードバイクが手に入る代わりにゴッソリ金がなくなっているんだろうか。クロス買ったけどやっぱロード欲しいの呪いであろうか。

今回はその呪いのことでも商品のレビューでもない。スポーツ量販店での出来事。

チャリのグローブとサングラス買いに行ったんだけど、まぁ僕はどれにするか迷ってしまう。
んでようやくグローブ決めてサングラスを選んでた。
弦と鼻当て、もちろんデザインや見え方を吟味していく。値段は安いやつ。否、やっすいやつ。吟味もクソもねえ。

そのやっすいのをかけてサングラスコーナーにある鏡で見る。うーん、鼻当てが…みたいな感じで元あった場所に戻す。みたいなことを繰り返してようやくいい感じのやつを見つけた。軽めに首を振ってみても簡単には落ちなさそう。

これだ!よし、少し遠くを見てみようとサングラスかけたまま右を向くと、「部活ブラ」の文字がうっすら暗い視界の中にババン!とばかりの登場。さらに部活ブラコーナーを見ている部活ブラをつける年頃と思しき女の子とそのお母さんらしき人が。
いかん!と顔を鏡の方に戻してサングラスを慌てて外す。

誰ともない第三者のビジョンが頭に浮かぶ。試着したサングラスで部活ブラコーナーを見る男。続いてお店の事務所内のビジョン。警察を呼ぼうかなんて言ってる店主。うなだれる僕はまだサングラスをかけてる。ハッとして我に返る。

おかしいじゃない。サングラスコーナーの横に部活ブラコーナーは!遠く見てみようと思うじゃない。部活ブラの他に「青春ブラ」なるポップや、カップのついた白いスポーツタイプのブラがずらっと並んでまるでたくさんの女性の目がこちらに軽蔑の視線を送っているかのような光景が頭を離れないよ!あとあの親子も!部活少女よ、部活頑張れ!美術部として頑張れ!

おかげでとんでもない被害妄想をすることに。冷静に考えればそんな状況誰も見ちゃいねーんだよ。このブログも誰も見ちゃいねーんだ。

被害妄想ついでに書くけど、街中にあるかわいい下着屋さんの存在はなんなの?「明るいお店ができてるな。なんだろう。わー!しし下着屋さんじゃん!」じゃん。お店の中どころかショーウインドウすら数秒と見ていられない。

見なくていい?街中にある明るいお店があったら興味が湧くでしょう!下着屋さんだとわかったら俄然湧くでしょう!見ちゃうじゃん!!
見ればいい?見たら見たで「わっ、何アイツジロジロ下着屋さん見てるの…?デリカシーってものがないの?しかもサングラスかけて…」って思うんでしょ!
意識しなけりゃいい?無理だよ!!!

下着屋さんよ、もっと蔦で覆われて鬱蒼とした半地下にお店を構えておくれよ。灰色の壁紙と照明にしておくれよ。魔術っぽい音楽をBGMにしておくれよ。女性蔑視?差別?うるせえうるせえ!こちとらの心の問題なんじゃ好き勝手言わせろうるせえ!…うるせえ!!

終わりだあ!